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『世界の名探偵コレクション10 メグレ警視』(中古) ジョルジュ・シムノン,集英社文庫

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シャーロック・ホームズ、アルセーヌ・ルパン、エルキュール・ポワロといった、現在も人気の名探偵作品を集めたシリーズの1冊。私がご紹介するのはもちろんメグレ警視ものです。
収録されているのは、短編7編。これがまた良いラインナップなのです。

ある医師の元で働いていた若い召使いが思わぬ死に方をした。ライ麦ののぎ(穂の先の針のように細い部分)を大量に飲み込んだことで腸に穴が開いて死んだのだ。嫌疑をかけられた医師を訪れたメグレは、意外な事実を発見する(「月曜日の男」)。

高名な医師の死体がブローニュの森で発見された。目撃者はなく、証拠もない。わずかな手がかりと思える男を見つけたメグレは、彼を徹底的に尾行し、追い詰めていく(「街中の男」)。

11月のある朝。水門管理人は、綱が切られた平底船を発見する。中には夫婦の首吊り死体があった。男は老人でケチであり、10万フランを持っていると噂されていた。若い妻は、男の金目当てで結婚したのだ。その噂を裏付けるように、二人の死体があった船は荒らされ、ベッドのマットレスまで引き裂かれていた……。(「首吊り船」)

メグレものは、長編といってもせいぜい200ページあまりの長さの作品が多く、そのコンパクトな物語の中にメグレの魅力がたっぷり描きこまれています。事件そのものよりも、事件の加害者や被害者、巻き込まれた周辺の人々に興味を抱いて共感し、時には同情さえするメグレ。そんなメグレの視線を通して私たちもまた、彼らに共感を抱くことになります。

短編では、そのあたりの魅力は残念ながら感じられません。せいぜい20~30ページほどの長さなので仕方がありません。その代わり、メグレが鮮やかな手つきで事件を解決に導いていく姿を堪能できます。とはいえ、解決方法はいつもの通り。どんな予測や予断も持たず、ひたすら事件を見つめ、犯人の思考やその人間関係から生まれる感情を追い、隠された真実を見つけるのです。

巻末に「解説―メグレの世界」、「鑑賞―不思議な魅力」を収録。シムノンの略歴やメグレシリーズが生まれた背景などについても解説されています。(土澤)


収録作品:月曜日の男/街中の男/首吊り船/蝋のしずく/メグレと溺死人の宿/ホテル〈北極星〉/メグレとグラン・カフェの常連

■詳細

文庫『世界の名探偵コレクション10 メグレ警視』

集英社文庫

300ページ

1997年7月 初版

古書

表紙カバーに細かな傷が若干ありますが、他は特に目立った傷みはありません。

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