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『メグレと殺人者たち』(中古) ジョルジュ・シムノン,河出書房新社

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またしてもメグレ警視シリーズです。裏表紙の解説には「推理とサスペンスをリアルな筆致で描く最高傑作」とあり、かなり期待を煽られつつ手に取った1冊をご紹介します。

物語の発端は、2月のある昼下がり、メグレ宛にかかってきた知らない男からの緊急電話。その男は殺し屋に追われていると言い、取り乱して電話を途中で切ってしまう。そして、その後も場所を変えながらメグレに助けを求めてくるのだった。いたずらかと思いながらも部下のジャンヴィエにその男を探させ、メグレ自身も彼の道筋を追うが、男は姿を消してしまう。そしてその日の深夜、コンコルド広場で男の死体が発見される……。

この本の原題は「Maigret et son mort」=「メグレと彼の死人」で、読んでみるとわかるのですが、こちらのほうが物語のタイトルとしてしっくりきます。メグレ自身は面識がないはずの男はメグレを知っていると言い、メグレもなんとか彼を見つけようとするのですが、その甲斐虚しく、男は殺されてしまいます。その時から男は“メグレの死者”と呼ばれるようになり、メグレもその死者を“自らの死者”として受け入れるのです。自分が助けられなかったという後ろめたさを抱きながら、普段は見にも行かない検死に朝まで付き合ったりします。

そしていつもように、どんな仕事をしていたか、生活を送っていたか、几帳面だったか?おしゃれだったか?その妻はどんな女か? と、男のすべてを知ろうとします。加えて、彼が何を伝えようとしたか、彼が誰から逃げていたかを、メグレ自身も男のようにパリ中を奔走しながら探っていきます。ジリジリと真実に近づくのですが、その背景の複雑さと犯罪の奥深さからなかなか解明することができません。ですが、もう一つの凶悪な事件との結びつきに気づいた時、メグレの頭の中で絡まった糸が一瞬にしてほどけ、真実が姿を表します。その意外な展開にぜひ驚いてください。また、物語の最後に見せる、メグレの優しさに心打たれる人も少なくないでしょう。

巻末に解説「メグレはなぜ不断に復活するのか」を収録。(土澤)

■詳細

文庫『メグレと殺人者たち』
河出書房新社
270ページ

2000年4月 新装新板初版

古書

表紙カバーに細かな傷が若干ありますが、他は特に目立った傷みはありません。

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