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バルト三国の一つ、ラトビア共和国の首都リガのシリーズです。
コエノエでの登録三冊目にして、ようやくロシア語が奥付にある理由が朧げながら分かってきました。
参考サイトによれば、<<LIESMA>>というリガの出版社は、1940年にUSSR(ソ連)によって立ち上げられ、2001年6月22日に営業をやめているようです。
ソ連がどういう意図で、リガでラトビア語の出版物を出そうと思ったのか、、なんだか興味が湧いてきました。
Dzidra Rinkule-Zemzareというこの本の著者については、The Council of the Creative Unions of Latvia (CCUL)という組織のサイトで詳細を見つけることができました。1920年生まれで、2007年に亡くなっており、子どもの絵本を数多く描いてきた作家・詩人のようです。
表紙は黄色の背景に、木の枝が広がり、枝にのっているリスが木の実をまさに食べようかというタイミングで、少年と目が合っているといったシーン。中身は、はりねずみ、うさぎ、ひよこ、イノシシ、鹿、フクロウ、犬、小鳥、キツネ、カメとキノコ、猫、馬、ラクダ、ヤギ、カバ、象、トラ、猿、アヒル、しろくま、アザラシ、ライオン、クマ、コアラ、カンガルー、オコジョ、豚、牛が優しいタッチで描かれています。ほとんどが親子同士で描写され、共通するのはどれも仲睦まじい様子であり、作者の人柄が現れているかのようです。ますます、この著者のことを知りたくなってきました。
■商品詳細
Publisher : RĪGĀ <<LIESMA>>
1986
32ページ
縦:21.5cm × 横:16.7cm
■状態
良。中古品のため、経年変化による多少の汚れ・日やけがございますが、綺麗な状態です。
■参考
http://www.isfdb.org/cgi-bin/publisher.cgi?52145
http://artists.lv/profile/dzidra-zemzare/
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